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2018年10月06日

「体育の日」なくなる件。

2020年「東京オリンピック」が開催されます。

そのタイミングで、「体育の日」が「スポーツの日」に改称されます。

どんな意味があるのかな?というのが今日のテーマです。

 

そもそも体育は、知育・徳育と並ぶ、青少年への「身体教育」です。

「教育」ですから、義務が伴います。少々辛く苦しい事でも、指導者はやらせなければならないし、

生徒はやらなければならない。そうして身体を鍛えなければならない。

立派な大人になる為に、絶対必要ではないが、やっておいた方が良いと考えられています。

 

一方、スポーツは、日常生活の労働から離れた『レッツ!プレイ(さあ遊びましょう)』

それは「非生産的遊びの時空間」であり、レジャー、気晴らし、戯れ、遊び半分…といった意味も加わり、

あくまでも『自発的』で、命令されないこと!が、スポーツの大原則と言えます。

 

2種類の言葉は、全く意味の異なる言葉なのです。

 

「スポーツ=体育」という捉え方をしている限り、

身体を鍛えることや、試合に勝つことばかりが優先され、

スポーツという文化の持つ豊かさは、ほんの一部しか伝わらないかもしれません。

 

一方的に生徒に、ただ体力をつけさせ、技術を押しつけ、試合に勝たせることに専念する…。

そして体罰を是認したり、必要悪と考えるような悪しき慣習を見直す機会になることを祈ります。

 

本日は、台風の影響もありましたが、通常営業をさせて頂いております。

貴方様の「テニス愛」に少しでも応えられる様に、今日も頑張ってまいります。

 

以上