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2020年01月14日

ヒトの想いと考えに耳を傾けるコト。

こんにちは!

今日は、坂田がブログを担当させて頂きます。

宜しくお願いします。

 

今回は、自分の「概念」というか「思い込み」について考えさせられた事があったので紹介します。

大人になるにつれ、様々な経験を積んでいく中で、自分が正しいと思った事は、なかなか曲げられなくなってくるのではないでしょうか。

最近、その概念が久しぶりにひっくり返って、とても新鮮な気持ちになりました。

今年の年始に、曾祖母(御年99歳)を連れて京都に2泊3日の旅行に行こうと弟が提案しました。

最初にその話を聞いた時、全く理解できず、不安を超えて怒りすら覚るほどでした。

確かに、まだ自力で歩くことはできますが、ちょっとした外食の誘いですら、体力的な問題を理由に遠慮しており、肉体的にも精神的にも徐々に落ちてきていことを痛感していたからです。

しかし、そのような状況下で、母が承諾し、ホテルでゆっくり過ごし、あまり出歩かないという内容だったので、不安でしたがその時は了承しました。

年末に弟が帰省して、実際の旅行プランを確認すると、1日3つ神社を巡ったり、人力車に乗ったり!?と想像を絶するプランだったので、いわゆる「開いた口が塞がらない」状態になりました。

自分の予想、概念では「絶対無理!」という考えが、体中にビンビン響きました。

そこで、言い争っても仕方ないので、曾祖母の気持ちを確認したところ、なんと、「這ってでも行く」と言われました・・・。

思ってもいなかった言葉が出てきたものですから、もう何も言えなくなりました・・・。

自分自身は仕事で行けない為、出来る範囲で少しでも負担を減らそうと、駅までの送迎をし、後は必死に見守ることしか出来ませんでした。

今となっては、弟も曾祖母の為に、何とか思い出を創ってあげたいという想いで、入念な準備をし、曾祖母の体力も慎重に計算しながら、必死に実施に到ったと思います。

移動は全てタクシー、疲れが見えるとすぐにホテルに帰り、休憩を確保した模様でした。

本当に驚いた事は、ほぼ予定通りの旅程をこなして無事に帰宅し、曾祖母から「楽しかった!」という言葉を聞いて、次の日には、予定通りのデイケアに通い、行く前よりも元気になった様子を間近で見たからです。

今回、自分と弟の思い描いていた想定と結果が全く違いました。結果、自分が「こうに違いない」という思い込みがひっくり返りました・・・。

改めて、自分が思っている事が全て正しい訳ではない。ひと様の意見に真摯に耳を傾ける事によって、何かしら得るものがあるかもしれない・・・。強くそう感じるようになりました。

ご一読、誠に有難うございます。