今日は子供の卒園式が近くなり、どのタイミングで美容室に行こうか迷っている田中がブログを更新していきます。
今の時代、子供たちはとても忙しく、多くの習い事をして将来への選択肢を増やしています。
私が子供の頃は、一日中外で遊び、スポーツや缶蹴り、探検など色々なことをしていました。
今思えば、多少無茶な遊びもしたなぁ~と思いますが、それが運動の感覚にも活かされた気がします。
なぜ子供の頃に色々な遊びや運動を経験すると、それが運動神経に活かされるのか、
ずばり「ゴールデンエイジ」という子供特有の成長期と関係しているのです。
ゴールデンエイジとは?
・プレゴールデンエイジ(5~8才頃)
神経系が最も発達するこの時期は、脳をはじめ様々な神経が張り巡らされていきます。
常に新しいものに興味が移り、集中力がないように見えますが決してそうではありません。
その欲求を満たしながら運動に慣れてもらうために、遊びの要素を取り入れた多彩な練習、
そして、テニスが好きという気持ちでゴールデンエイジに送り出すことがベストです。
・ゴールデンエイジ(9~12才頃)
この時期は一生に一度だけ訪れる「即座の習得」が可能な時期です。
したがって出来る限りこの時期にボールコントロールを主体としたメニューを与え、
感覚神経を養いながら、反復練習を繰り替えし、体に覚えさせていきます。
・ポストゴールデンエイジ(13~15才頃)
神経系の発達がほぼ止まり身体的な発育が著しくなります。
骨格の急激な成長によって身体のバランスが悪くなり、今まで出来ていた技術が難しくなることもあります。
したがって持久力や筋力を発達させながら、今まで身につけた技術をより強く、より速く実行する時期となります。
この頃から筋トレなどを行うのは以上のような理由となります。
これが子供のころに色々な運動を経験することにより、運動神経が良くなる理由です。
つまり運動神経はもとから決まっているのではなく、5~15才頃の過ごし方で差が出てくるということです。
子供が小さい頃「集中力がない」と思ったり、「集中しなさい!」と怒ったりしていませんか?
今思えばそれは集中力の問題だけでなく、色々なものを吸収しようと成長している証だったのかもしれません。
よく小学生ぐらいは筋トレはあまり良くないと言いますが、それも順序があるということです。
小学生の頃は上達も早く、うまかったのに中学生ぐらいから伸び悩むのは、体のバランスが崩れるからです。
しかも反抗期もくるのでなおさら気持ちの管理が難しくなります。
こういうことを知っているだけで子供に対する接し方が変わると思います。
テニスだけでなく色々なスポーツにチャレンジしているお子様がいらっしゃる保護者様。
言いたくなることがたくさんあるかと思いますし、ついつい私も言っちゃう時があります。
ただ、それも成長の過程と思い、少し大らかな気持ちで見守ってあげたいです。
そして、色々な事にチャレンジする機会を増やしてあげられれば、選択肢もより広がります。
環境でどうとでも変わる子供の性格や成長。
子育てを通じて私自身も成長していこうと思う今日この頃でした。
ご一読ありがとうございました。